後編:タイでの仕事や生活の様子

タイへの転職 体験談

タイへの転職 体験談

タイへの転職のプロセスや、その後のキャリアや生活は様々ですが、実際に経験した人の話は参考になりますよね。ここでは、実際に日本からタイに転職した方の体験談を一例としてご紹介します。

※新型コロナウイルス流行前の転職活動と、現地企業勤務の体験の一例です。


後編:タイでの仕事や生活の様子

無事タイに渡航したAさん。後編では、実際にタイで働き、生活している様子をおうかがいしました。

 


 


ー現在はどのようなお仕事をしていますか?

サービス業系の日系企業で、法人営業を行っています。アポイントを取り、サービス紹介に電車や車でお客様先にお伺いしたり、電話等で説明したりと、日本と同じような営業スタイルでの仕事です。転職前の仕事とおおまかな営業の流れは同じだったので、比較的すぐに仕事に馴染めたと思います。お客様は大半が日系企業にいる日本人担当者なので、やりとりは日本語メインですね。

社外でのお付き合いの機会もあります。外国にいる日本人同士ということで、生活の情報交換もでき、公私で仲良くさせていただくことも多いです。

同時に、タイ人社員4、5名の営業チームのマネージャーでもあるので、社内ではほとんど英語で業務にあたっています。仕事上でよく使うタイ語の単語も、少しずつわかるようになりました。チームの親睦で、月1回程度全員でランチやディナーの食事会を行い、仲良くすることを心がけています。

 


 

ータイ人と働いてみて、どのような発見がありましたか?

最初は驚くことばかりでした。

まず、時間の使い方。決められた勤務時間内のみ仕事しているようでした。

始業時間の30分前くらいに来て、始業時間まで自由に過ごしています。12時になれば即昼休みで、時間いっぱいまで休憩し、定時になれば、全体の半分の社員が即帰宅します。残業する社員でも30分~1時間程度で、日本人社員が最後まで残っています。

報連相もほとんどありません。締め切り直前で、仕事が終わらないと突然報告があったり、営業先とのトラブルは、大問題になってから相談があったりなど、驚くことが多かったです。

あとは、とにかく退職が多いです。20代の社員が多いせいか、1年ほど勤務して転職していきます。いろんな会社に転職して経験を積み、スキルと給料を上げるのがタイのトレンドのようですね。

 


ーご自身の働き方は変わりましたか?

タイ人と働く以上、タイ人にある程度合わせるように、私も働き方を変えました。

仕事を頼むときは必ず期限を明確にして、私の方から細かく進捗を確認したりリマインドするようになりました。

私もなるべく残業しないように業務を効率化したり、無駄を省いたりするようになりました。夜7時に家で夕飯が食べられるなんて、転職前は考えられない環境です!

また、プライベートや家族を重要視する同僚のタイ人と働いていて、働くことの価値観も少し変化しました。日本では、本当に仕事が生活のすべてのような感覚でした。今は、当然仕事は真剣に取り組むんですが、あくまで生活の一部として少し肩の力を抜いて向き合うようになりました。


 

ー日本人の同僚はいますか?

社長と、3名ほどの同僚がいます。同じ現地採用の社員もいれば、本社からの駐在員もいます。同僚は年代が近いので、気兼ねなく接することができます。社長とはだいぶ歳が離れていますが、気さくな関係で、常に仕事の相談もさせてもらっています。

 

 

 

 


ー本社との関係はありますか?

本社からお客様を紹介してもらったり、本社の事業を海外展開するお手伝いをしたりすることがあります。逆に、こちらから本社にお客様の紹介をすることもあり、月に数回は連絡をとりあっていますね。普段は電話、メール、Webミーティングが大半で、一時帰国時に本社の会議に出席したり、関係者と顔合わせしたりもして、良好な関係作りを意識しています。

 

 

 


ー仕事のやりがいや、苦労していることはありますか?

日本人が主なお客様とはいえ、海外で誰かの役に立つ仕事ができることは、シンプルに嬉しく、自分の自信になります。タイ人と英語やタイ語で四苦八苦しながらコミュニケーションを取り、信頼関係を築き、大きな案件を達成することができると、喜びとやりがいを同時に感じられますね。

語学力アップは、自分でもわかりやすいですね。タイ人の同僚とのコミュニケーションもスムーズになったり、TOEICのスコアも上がったりと、生きた英語とタイ語が身についている気がします。

苦労していることは、自分の業務とタイ人マネジメントの両立ですね。一営業としての成果と、タイ人メンバーの営業成果を同時に達成させていくことが、毎月の課題です。業務の時間配分を変えてみたり、タイ人メンバーに売り上げが上がりそうな案件を回したりなど、試行錯誤の毎日です。

また、退職する社員の補填に新入社員も多いので、何度も繰り返し仕事を教えるのが大変です。やっと1人で仕事ができるようになった社員が辞めていくときは、とても残念に思いますね。

 

 


ー今後、どのようなキャリアを考えていますか?

いろいろ選択肢を考えています。

まずは、今の仕事をさらにタイで極めていくこと。次に、同じような業種や職種で、日本以外の他の国でも転職してみること。そして、日本に帰国して海外勤務経験を活かせる仕事を探すこと、などを考えています。

今の仕事で、最低限の英語業務、海外で働くスキルやマインド、外国人マネジメントの基礎などを経験していると思っています。「海外現地で」、「外国人と」、「外国語で」「営業とマネジメントの仕事をしている」などが自分の強みになっていくのかなと。それらを基盤に、いろんな可能性をや選択肢を掛け合わせて、自分なりのキャリアを広げていきたいですね。

 

 


ー仕事以外で、タイでの生活はいかがですか?

全体的には、とても充実しています。

残業時間が減ったので、平日も自由時間が増え、友人と遊んだり趣味に時間を費やせたりします。給料は日本よりも少ないですが、無理なく生活し、毎月貯金もできています。ローカルな食事や日用品が好きなので、生活費がとても安上がりになっているおかげです。

生活で使うタイ語も、少し使えるようになりました。屋台のおばちゃんやコンドミニアムの警備員さんなどと、とても簡単な会話もでき、海外にいる感覚が実感できて楽しいですね。

休日の過ごし方もいろいろで、タイでしかできないこと、日本の懐かしいものに触れることなど、選択肢が豊富で自由を感じます。

突然停電したり、大雨で交通が麻痺したり、物事が予定通りに進まないなど、生活の小さな不満や困りごとはもちろんあります。ただ、自分で選んでタイに来ると決めたので、そういう国なんだと、なるべくおおらかな気持ちで受け入れるようにしています。

 

 


現地での仕事や生活も自分次第

後編の体験談は、いかがだったでしょうか。現地でイキイキと仕事に取り組み、自分なりのタイ生活を楽しむAさんの様子が感じられます。

前編、後編の体験談を一つの参考に、自分なりの転職活動や海外生活を実現させましょう!

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