【年3回!?】タイのお正月

タイでは、1年に3回お正月を祝う機会があります。日本と同様に西暦のお正月である元旦(1月1日)、中華圏の旧正月である春節(1月下旬〜2月上旬)、タイの旧正月にあたるソンクラーン(4月)です。今回は、それぞれのお正月について解説していきます。

元旦


国が定める年末年始の休日は、12月31日と1月1日のみです。1月3日までを三が日として、お休みすることが多い日本と比較すると、短くなっています。タイの年末年始は、各地で花火が打ち上げられたり、アーティストが出演するカウントダウンイベントがあったりと、とても賑やかな雰囲気です。日本と異なり、お正月から年明けしてからも、しばらくクリスマスツリーが飾られています。

春節


人口の約10%が中華系と言われているタイでは、中国の旧正月である春節を盛大にお祝いします。元旦が過ぎてしばらく経つと、2月の旧正月に向けてようやく街中のクリスマスツリーが片付けられ、旧正月に向けた装飾に変えられます。

国が定める休日は無く、ショッピングモールやスーパーなどは通常営業していますが、中華系の個人店はお休みになることも。

中国やシンガポール、ベトナム等から長期休みを利用して旅行に訪れる人が増えるのもこの時期です。

中華街のヤワラートでは、パレードが開催され、盛大に春節をお祝いします。

ソンクラーン


4月には、タイのお正月、ソンクラーンがあります。ソンクラーンは、旧正月を祝うタイのお祭りで、水をかけ合う水かけ祭りとしても有名です。元々は仏像や年長者にお清めの意味を込めて水をかける儀式だったのが、今では参加者同士で水をかけ合うお祭りになったそう。

国が定める休日は3日間ですが、多くの企業は前後の土日等と合わせて1週間程度のお休みになることが多く、この期間を利用して日本に一時帰国するタイ在住者も多いです。地方出身のタイ人も帰省することが多く、交通機関は帰省ラッシュになります。

まとめ


1年に3回もお正月があるタイ。イベントも多く、華やかな雰囲気を味わえます。それぞれ異なるお祝いの仕方で、海外からの旅行者が増えたり、地元に帰省したり、過ごし方も様々で異文化を感じることができますね。

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