現地採用の生活

現地採用の生活

タイに旅行などで訪れたことのある人でも、現地で実際に働いて生活をする際のイメージをする のは難しいかもしれません。ここでは、年代別の具体的な生活費の内訳例とともに、日本の生活 と比較しながらご紹介していきます。

新型コロナウイルスの流行前の生活イメージです

※すべて単身者の例です。

※1バーツ=3.5円で計算しています。(2021年5月現在)


 

若いうちから海外で働くことを志望していたが、日本から駐在員になるまで時間がかかりそうだっ たので、思い切って現地採用の営業職に就職。

せっかくなので現地にとことん馴染んで生活をしたく、タイ人が多く住むローカルエリアに住み、主 に屋台でタイ料理を食べる。通勤は電車で30分ほどで、会社まではさらにバイクタクシーを使 用。定時内でほぼ業務が終わるため、終業後に同僚と一緒に映画や飲み会に行くことも多い。タ イ人の友人も積極的に作り、タイ語も少しずつ教えてもらっている。長期休暇にはタイ国内や近 隣諸国へバックパック旅行に行く。

日本でのサラリーマン生活と比べると、日本人が暮らすエリア以外でアパートを探すとかなり安 い家賃で借りられ金銭的には豊かになったと感じる。また残業時間が少なくなった分自由に使え る時間が増えたと感じる。

費用

家賃 12,000バーツ
光熱費、水道代 1,000バーツ
食費 10,000バーツ
通信費 1,000バーツ
交通費、生活用品費 3,000バーツ
交際費 10,000バーツ
貯金 8,000バーツ
合計 45,000バーツ

日本でキャリアを積みつつ、海外で働くキャリアも経験したく、日本人が働きやすいというタイの 日系企業にアシスタントマネージャー職として転職。

駅近のコンドミニアムに住み、職場まで歩いて通勤する。基本的に屋台のタイ料理を食べるが、 自宅で自炊したり多国籍な友人と多彩なレストランも行く。タイ人メンバーとの親睦のため、ロー カルレストランで奢ることもしばしば。時期によっては残業も多くなるが、20時以降まで続くことは ない。ローカルの化粧品ブランドやファッションブランドを試したり、休みにエステ、マッサージなど でリラックスのが趣味。年に1回程度、日本に帰国することもある。

日本での生活は通勤時間片道40分に加え、仕事の役割も増え残業も常態化していた。タイでは 通勤時間片道5分、残業が少なく自由に使える時間が増えたと感じる。何より可処分所得が増え た事が実感でき日本ではほとんどできなかった貯金ができるようになった。

費用

家賃 18,000バーツ
光熱費、水道代 2,000バーツ
食費 13,000バーツ
通信費 1,200バーツ
交通費、生活用品費 5,800バーツ(被服、美容関連含む)
交際費 13,000バーツ
貯金 100,000バーツ
合計 63,000バーツ

 

 

 

 

 

タイには出張で訪れたことがあり、現地の裁量権の大きい働き方に惹かれ、管理職として転職。 郊外の勤務地のため、他の駐在員や現地採用者と乗り合いの車で約1時間ほど通勤。管理職待 遇のため残業代は出ず、帰りの車の時間も決まっているため、残業時間は少ない。コンドミニア ムに充実した無料のプールやジムがあり、運動不足を解消。タイ料理も食べるが、和食や居酒 屋もよく行く。タイ人部下や日本人の同僚との飲み会、奢りも多い。民間の医療保険に追加加入 し、不意の病気や怪我に備える。タイに長期的に住む意向もあり、タイの株式投資や証券も行っ て副収入を得たり、節税にも取り組む。日本よりも格安のゴルフやダイビングを楽しみ、日本にも しばしば帰国する。

日本でのサラリーマン生活は年収600万円以上で収入に満足感はあった。一方で、長時間勤務 の疲労や中間管理職のストレスも多く、平日の自由時間もほとんどないため、ライフワークバラン スが取れていないと感じていた。現在は2~3か月の先の休日の予定がほとんど埋まっている。

費用

家賃 25,000バーツ
光熱費、水道代 2,500バーツ
食費 15,000バーツ
通信費 1,500バーツ
交通費、生活用品費 9,000バーツ(保険料含む)
交際費 17,000バーツ
貯金 14,000バーツ
合計 84,000バーツ

 

多様なライフスタイルをエンジョイ!

今回ご紹介した例は、あくまでイメージですが、タイでのライフスタイルは様々で、とても自由で す。やりくり次第で、十分に充実した生活が可能です。新天地でどのようにして生活するかは、す べてあなた次第です!

 


参考

転職Hacks
https://ten-navi.com/hacks/article-52-12847
国税庁 令和元年分民間給与実態統計調査 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/minkan.htm

Other Articles